ヒルガオ[季節]

朝顔、昼顔、夕顔、夜顔とあるのだが、ごく普通に野に咲くのは昼顔だけだろう。
朝顔帰化をしたものも見られることもあるのだが、昼顔の栽培をしている話しは一部の研究機関以外では聞かない。

漢名では、日本天劔(ニホンテンケン)とよばれているところから、日本に多く生育をしていたのだろうか。

万葉集に詠まれている、貌花・容花(かほばな)が昼顔(ヒルガオ)とする説が有力である。


8-1630 大伴家持  高圓の 野辺の容花(かほ花) 面影に 見えつつ妹は 忘れかねつも
10-2288 作者未詳  石橋の 崖に生ひたる かほ花の 花にしありけり ありつつ見れば
14-3505 東歌  うちひさす 宮の瀬川 かほ花の 恋ひてか寝らむ 昨夜も今夜も
14-3575 東歌 比喩歌  美夜自呂の すかへに立てる かほが花な 咲き出でそね こめてしのはむ

http://manyo.huu.cc/manyou/index.html

根茎・全草は、薬草とされる。尚中国では、嫩葉は食用とする。
医心方• 卷第一• 诸药和名第十- 中医临床- 中医中药论坛
http://bbs.zhong-yao.net/thread-12232-1-5.html

この中の、「本草和名  和名波夜比止久佐」がヒルガオとされる。又深江輔仁「本草和名」にも「波夜比止久佐」の名が見られる。



子供の頃に、砂浜に咲く濱昼顔が当たり前だった。物心がついた時に初めて街の中に咲く昼顔と濱昼顔が違うものだと気がついたのだが、私が子供の頃には、昼顔が今ほど咲いてはいなかったように思う。
しかし、海辺にはたくさんの濱昼顔が咲いていたような記憶がある。

(濱昼顔には、白花、桃色、紅花がある)

ハマヒルガオ((Calystegia soldanella (L.) R.Br.))
ハマヒルガオ((Calystegia soldanella (L.) R.Br.)) posted by (C)ドラ猫




稀に百合咲きとよばれるタイプのものが咲くのだが、ここまではっきりしたものは珍しいはずである。

            ヒルガオ(Calystegia pubescens Lindl. f. major (Makino) Yonek.)
ヒルガオ(Calystegia pubescens Lindl. f. major (Makino) Yonek.) posted by (C)ドラ猫



ヒルガオ(Calystegia pubescens Lindl. f. major (Makino) Yonek.)
ヒルガオ(Calystegia pubescens Lindl. f. major (Makino) Yonek.) posted by (C)ドラ猫



昼顔(ヒルガオ)より小ぶりでな小昼顔である。

             コヒルガオ(Calystegia hederacea Wall.)
コヒルガオ(Calystegia hederacea Wall.) posted by (C)ドラ猫



花の付け根がギザギザである事が、昼顔と小昼顔の違いだとされる。

   コヒルガオ(Calystegia hederacea Wall.)
コヒルガオ(Calystegia hederacea Wall.) posted by (C)ドラ猫


Calystegia pubescens Lindl. f. major (Makino) Yonek.  ヒルガオ 狭義 
Calystegia pubescens Lindl.  ヒルガオ 広義 
Calystegia hederacea Wall.  コヒルガオ 標準 
Calystegia hederacea Wall. f. pentapetala (Makino) H.Hara  フギレヒルガオ 標準 
Calystegia hederacea Wall. f. sakuraii Hiyama  シロバナコヒルガオ 標準 
Calystegia hederacea Wall. x C. pubescens Lindl.  アイノコヒルガオ 標準 
Calystegia pubescens Lindl. f. albiflora (Makino) Yonek.  シロバナヒルガオ 標準 
Calystegia pubescens Lindl. ’Flore pleno’  テンシボタン 標準 
Calystegia sepium (L.) R.Br. subsp. spectabilis Brummitt  ヒロハヒルガオ 標準  
Calystegia silvatica (Kit.) Griseb. subsp. orientalis Brummitt   標準 
Calystegia soldanella (L.) R.Br.  ハマヒルガオ 標準 
Calystegia soldanella (L.) Roem. et Schult. f. albiflora H.Hara  シロバナハマヒルガオ 標準 
Calystegia soldanella (L.) Roem. et Schult. f. rubriflora Asai  ベニバナハマヒルガオ 標準 
Convolvulus althaeoides L.  アオイヒルガオ 標準 
Convolvulus arvensis L.  セイヨウヒルガオ 標準 
Convolvulus cantabricus L.  ムラダチヒルガオ 標準 
Convolvulus pilosellifolius Desr.  ヒメムラダチヒルガオ 標準 
Convolvulus tricolor L.  サンシキアサガオ 標準 
Merremia emarginata (Burm.f.) Hallier f.  ヒメコガネヒルガオ 標準 
Merremia hederacea (Burm.f.) Hallier f.  ツタノハヒルガオ 標準 
Merremia peltata (L.) Merr.  ハスノハヒルガオ 標準 

米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_main.html(2009年6月7日).

夏みかん[自分の人生]

世の中のニュースには非常に疎い。

サントリーの「なっちゃん」という商品があるのだが、今日の今日まで、夏みかんのジュースだと思っていた。

煙草は、ショートピース、ビールはキリンラガーのみ。
ジャイアンツのドラフト問題で納得がいかず、15年間、報知新聞・読売新聞・日本テレビは見ないし、触らない。

家内もあきれ返る性格だという。

昔の夏みかんは、とにかく酸っぱいものであった。最近は昔ほどは酸っぱくは無いようなのだが、品種が違うのだろうか?
本来、ブンタン系の雑種が起源だというのだが、明確な文献は見つからなかった。
しかし、原木とされるものは存在をするという。
18世紀初頭に山口県長門市仙崎に漂着をしたものから種を採り植えたとする説があり、夏蜜柑原樹の案内があるという。

http://cult.jp/senba/htm21/hb2014.html

もっとも今の夏みかんと夏蜜柑の原木の夏みかんとは別のものだともされ、今の夏みかん(甘夏)とされるものは、川野氏(大分県津久見市)が、1950年に登録をしたものだとされることから旧来のナツミカンとは明らかに違うということだろう。
一度また、昔の酸っぱい夏みかんを食べてみたいものだ。


佐藤春夫の「望郷五月歌」の中に、この夏みかんが出てくる。

       
      塵まみれなる街路樹に
      哀れなる五月来にけり
      石だたみ都大路をを歩みつつ
      恋しきや何ぞわが古郷
      あさもよし紀の国の
      牟婁の海山
      夏みかんたわわに実り
      橘の花さくなべに
      とよもして啼くほととぎす
      心してな散らしそかのよき花を
      朝霧か若かりし日の
      わが夢ぞ
      そこに狭霧らふ
      朝雲か望郷の
      わが心こそ
      そこにいさよふ
      空青し山青し海青し
      日はかがやかに
      南国の五月晴こそゆたかなれ
      心も軽くうれしきに
      海の原見迥かさんと
      のぼり行く山辺の道は
      杉檜楠の芽吹きの
      花よりもいみじく匂ひ
      かぐはしき木の香薫じて
      のぼり行く路いくまがり
      しづかにも登る煙の
      見まがふや香炉の煙
      山樵が吸ひのこしたる
      鄙ぶりの山の煙草の
      椿の葉焦げて落ちたり
      古の帝王たちも通はせし
      尾の上の道は果てを無み
      ただつれづれに
      通ふべきにはあらねば
      目を上げてただに望みて
      いそのかみふるき昔をしのびつつ
      そぞろにも山を下りぬ
      歌まくら塵の世をはなれ小島に
      立ち騒ぐ波もや見むと
      辿り行く荒磯石原
      丹塗舟影濃きあたり
      若者の憩へるあらば
      海の幸鯨捕る船の話も聞くべかり
      且は聞け
      浦の浜木綿幾重なすあたり何処と
      いざさらば
      心ゆく今日のかたみに
      荒海の八重の潮路を運ばれて
      流れよる千種百種
      貝がらの数を集めて歌にそへ
      贈らば都の子等に




ナツミカン(Citrus natsudaidai Hayata)
ナツミカン(Citrus natsudaidai Hayata) posted by (C)ドラ猫


ナツミカン(Citrus natsudaidai Hayata)
ナツミカン(Citrus natsudaidai Hayata) posted by (C)ドラ猫


Citrus natsudaidai Hayata ナツミカン 標準
米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_main.html(2009年6月1日).

花の木ならぬ[備忘録]

清少納言の「枕草子


第四十段

花の木ならぬは(花の咲かない木は)、かへで(楓)。かつら(桂)。五葉(五葉松)。

 そばの木(要黐)、品無き心地すれど(品の無い気もするが)、
花の木ども(花の咲く木が)散りはてて、おしなべてみどりになりたるなかに(殆ど緑の葉になってしまった中で)、
時もわかず(四季の区別なく)、こきもみぢの(紅色の葉)つやめきて(つややかさ)、思ひもかけぬ青葉の中よりさし出でたる、めづらし(新鮮に感じる)。

まゆみ(真弓)、さらにもいはず(この上あえて言うことない)。
そのものとなけれど(特別と言うわけではないが)、やどり木(宿木)といふ名、いとあはれなり(とても風情があると思う)。
さか木(榊)、臨時の祭(注1、2)の御神楽のをりなど(御神楽の時など)、いとをかし(とてもいい雰囲気である)。
注、1)寛平元年(889)に始まり明治3年(1870)まで続いた京都の賀茂神社で執り行なわれた祭礼、4月の例祭のほかに、11月末の酉の日に行われた。途中で一時中断した。(北祭)
注、2)天慶5年(942)平将門藤原純友の乱平定の祭りを行ったのを始まりとして行なわれた石清水八幡宮での臨時の祭礼は毎年3月、中午の日(3月中の午の日)または下午の日(3月下旬の午の日)に行われてきた祭り。(南祭)
世に木どもこそあれ(世の中にはたくさんの木はあるが)、神の御前のものと生ひはじめけむも(神の御前の木として生えはじめたというのも)、とりわきてをかし(格別に素敵・素晴しい)。

賀茂と石清水の臨時の祭礼に関しての関連記事
http://homepage2.nifty.com/H-Suga/tkk43.html



 楠の木(楠)は、木立おほかる所にも(木立の多いところでも=雑木林?)、ことに交らひ立てらず(特別に混ざってあるわけでなく)、おどろおどろしき思ひやりなどうとましきを(仰々しい様子で”この場合は凛としてかな?”で気味悪い”近寄りがたい”のだけれど)、千枝にわかれて恋する人のためしにいはれたる(注、3)こそ、たれかは数を知りていひはじめけんと思ふにをかしけれ(誰が数を数えて言いはじめたのだろうと想うと、素敵・素晴しいことです)。
注、3)古今六帖二の「和泉なる しのだの森の 楠の木の 千枝にわかれて 物をこそ思へ」から

 檜の木(檜)、また気近からぬものなれど(身近な木ではないが)、三葉四葉の殿づくり(注、4)もをかし。
注、4-1)呂・律でも知られる催馬楽に「この殿は むべも富みけり さき草の 三葉四葉に 殿造りせり」とあり、だんだんと子孫も増えて、軒端が三つも四つも重なり(三棟、四棟と)家を建て増し(富み栄え)ていくこと)
注、4-2)催馬楽にある「さき草」は別名「三葉(みつば)」

五月に雨の声をまなぶらんもあはれなり。(五月に雨の音を真似るっていうのも感慨深いものだ。)(参、1、2)
参、1)森鷗外の「伊沢蘭軒」に「孤檜終宵雨声を学ぶ」の記述がみられる。
参、2)方干「長潭五月雨氷気を含み、孤檜終宵雨声を学ぶ」

 かへで(楓)の木のささやかなるに(小ぶりなので)、もえいでたる葉末のあかみて(芽吹きだした若葉の先方が赤くなって)、おなじかたにひろごりたる(同じ向きに広がっているもの)、葉のさま、花も、いと物はかなげに(とても頼りなさそうで)、虫などの乾れたるに似てをかし(虫が干からびた姿に似て面白い)。

 あすはひの木(翌檜)、この世にちかくもみえきこえず(この周辺ではでは見聞きしない)。
御岳にまうでて帰りたる人(御獄詣でをして帰ってきた人)などのもて来める(持って帰る枝振りは)、枝ざしなどは、いと手ふれにくげに荒くましけれど(手では持ちづらそうに見えた)、なにの心ありて(何のつもりで)、あすはひの木とつけけむ(「あすは檜の木」という名前にしたのだろう)。あぢきなきか予言なりや(思うようにはならない話しだ)。たれにたのめたるにかとおもふに(誰に願っているのかと思うと)、きかまほしくをかし。(聞きたくなる。)


 ねずもちの木(鼠黐)、人なみなみになるべきにもあらねど(世間並み(一般的)という雰囲気の木ではないけれど)、葉のいみじうこまかにちひさきがをかしきなり(葉が細かく小さいのがいいの。)。楝(あふち)の木(栴檀)。山橘(藪柑子)。山梨の木(山梨)。

 椎の木(椎)、常磐木(常緑広葉樹)はいづれもあるを(多くの種類あるが)、それしも(この木だけ)、葉が滅せぬためしにいはれたるもをかし。(落葉しない例としてたとえられるのがいい。)

 白樫(白橿)といふものは、まいて深山木(さらに山深くの木)のなかにもいと気遠くて(馴染みがない)、(考、1)三位二位のうへのきぬ染むるをりばかりこそ(三位、二位の上の衣を染める時などに)、葉をだに人の見るめれば(葉だけは目にする程度である)、をかしきこと、めでたきことにとりいづべくもあらねど(素晴らしいものだというほどのものではないが)、

いづくともなく雪のふりおきたるに見まがへられ(どこともなく雪が降ったのに見間違えられ)(注、5)素盞嗚尊出雲の国におはしける御ことを思ひて、人丸がよみたる歌などを思ふに(スサノオノミコトが出雲の国を巡幸啓をなされた姿を思い浮かべて人麿(人麻呂)が詠んだ歌を考えると)、などを思ふに、いみじくあはれなり(しみじみと感じ入ってしまう。)。をりにつけても(その時その時に応じて=なすがままの自然観)、一節あはれともをかしとも聞きおきつるものは(自分で見聞をして心に留めたものは)、草・木・鳥・虫もおろかにこそおぼえね(草や木そして鳥も虫もいい加減には思わない)(注、6)。

考、1)白樫の葉を使用をした染物
http://books.google.co.jp/books?id=EhxKGwEOVoQC&pg=PA107&lpg=PA107&dq=白樫の葉で染める&source=bl&ots=Gscd0YiuSW&sig=fKitaGGEgqvlyQyyvxrV-YZym1s&hl=ja&ei=eIocStDfDJCNkAWWmv3jDA&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=1#PPA107,M1
注、5)拾遺和歌集柿本人麻呂)、「あしひきの 山路も知らず 白樫の 枝にも葉にも 雪の降れれば」
山路もわからない。白樫の枝にも葉にも雪が一面降っているので。
注、6)昭和天皇は、「雑草という草はない」というお言葉を残されています。



 ゆづり葉(譲葉)の、いみじうふさやかにつやめき(とてもフサフサで艶やかなもので)、茎はいとあかくきらきらしく見えたるこそ(茎はとても赤くきらきらして見えるのは)、あやしけれどをかし(不思議な感じはするが素敵なものです)。なべての月には見えぬ物の(普段は月を目にすることはないのだが)、師走のつごもりのみ時めきて(年の瀬だけもてはやされて)、亡き人のくひもの(注、7)に敷く物にやとあはれなるに(亡き人の食べ物の敷物であるというのもしみじみしてしまう)、また、よはひを延ぶる歯固め(注、8)の具にももてつかひためるは(長寿を祝う歯固めの具にも使うという)。いかなる世にか(いつの時代だったか)、「紅葉せん世や」(「ゆずり葉が赤くなったら君を忘れるよ」)(注、9)といひたるもたのもし。

注、7)(12月晦日(おおつごもり)に亡魂を祭る)大月隠りは、年神を迎える祭であると同時に、亡き魂を迎えて祭る前夜祭でもある。師走の晦日ユズリハの葉を亡き人の食物に敷いたとされる。
亡魂は、大月隠りの午の刻(正午)に来て、元日の卯の刻(午前6時)に帰るとされる。
注、8)新年に長寿を祈り餅・猪肉・押鮎などを食す。
注、9)「旅人に 宿かすが野の ゆづる葉の 紅葉せむ世や 君を忘れむ」古今六帖拾遺)

 柏木(柏)、いとをかし(素晴しい)。葉守の神のいますらんもかしこし(葉守の神様がおわすというのは畏れ多い)。兵衛の督(左兵衛府右兵衛府の長官)・佐・尉などいふ(柏木は衛府の官の異名でもある)もをかし。

 姿なけれど(見栄えはあまりよくはないが)、椶櫚(すろ)の木(棕櫚)、唐めきて(中国っぽい)、わるき家の物とは見えず(植えられていると身分の低い家には見えない)。

       イロハカエデ(Acer palmatum Thunb.)
イロハカエデ(Acer palmatum Thunb.) posted by (C)ドラ猫


春の紅
春の紅 posted by (C)ドラ猫

 「花の木ならぬ」とはいうのだが、現実には大多数は花が咲く。


かへで(楓)
かつら(桂)
五葉(五葉松)
そばの木(要黐・かなめもち)
まゆみ(真弓)
やどり木(宿木)
さか木(榊)
楠の木(楠)
檜の木(檜)
ねずもちの木(鼠黐)
楝(あふち)の木(栴檀・せんだん)
山橘(藪柑子・やぶこうじ)
山梨の木(山梨)
あすはひの木(翌檜・あすなろ)
ゆづり葉(譲葉)
椎の木(椎)
柏木(柏)
白樫(白橿・しらかし)
椶櫚(棕櫚・しゅろ)

       ネズミモチ(Ligustrum japonicum Thunb.)
ネズミモチ(Ligustrum japonicum Thunb.) posted by (C)ドラ猫


カナメモチ(Photinia glabra (Thunb.) Maxim.)
カナメモチ(Photinia glabra (Thunb.) Maxim.) posted by (C)ドラ猫


Cercidiphyllum japonicum Siebold et Zucc. ex Hoffm. et Schult.  カツラ 標準 
Pinus parviflora Siebold et Zucc.  ゴヨウマツ 広義 
Photinia glabra (Thunb.) Maxim.  カナメモチ 標準 
Euonymus sieboldianus Blume  マユミ 標準
Viscum album L. subsp. coloratum Kom.  ヤドリギ 標準 
Cleyera japonica Thunb.  サカキ 標準 
Cinnamomum camphora (L.) J.Presl  クスノキ 標準 
Chamaecyparis obtusa (Siebold et Zucc.) Endl.  ヒノキ 標準 
Ligustrum japonicum Thunb.  ネズミモチ 標準 
Melia azedarach L.  センダン 標準 
Ardisia japonica (Thunb.) Blume  ヤブコウジ 標準 
Pyrus pyrifolia (Burm.f.) Nakai var. pyrifolia  ヤマナシ 標準 
Thujopsis dolabrata (L.f.) Siebold et Zucc.  アスナロ 標準  
Daphniphyllum macropodum Miq.  ユズリハ 標準 
Quercus dentata Thunb.  カシワ 標準 
Quercus myrsinifolia Blume  シラカシ 標準 
Trachycarpus fortunei (Hook.) H.Wendl.  シュロ 標準 

米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_main.html(2009年5月27日)

ツキミソウ[独り言]


【正論】櫻田淳氏の「説得性」のある世襲議員とはを読み進むうちに言い知れない違和感を覚えた。
この違和感はなんなのだろうか?

少々、時間を置いてから山崎行太郎氏の「毒蛇山荘日記」を覗いてみた。元気一杯の山崎先生のブログは、沖縄戦に突入をしそうだ。相手である曽野綾子女史に追撃の手を緩めないで欲しいと陰ながら願う。
いつかは、はっきりさせなければならない問題だと自分は思うが、如何なる真実が出てこようとも本来ならば直に受け入れるべきなのだろうが、必ず受け入れたくない人間が出てくるのは致しかたないことなのだろうか?

本来ならば、政府が史実に基づいて検証を積み重ねて判断をすべきことなのだろうが.........。
なぜ、政府はここまで無関心でいられたのだろう?
ガダルカナル戦線のように最後まで........。

そういえば、佐藤優氏と郷原氏の「ガダルカナル」という言葉を使っていたのを思い出す。

普段のブログとは趣が違ってしまったが、たまには独り言も許されるだろう。

ここからは、元に戻そうと思う。

今年は、ツキミソウが咲き出してもいいはずなのだが、今年は咲きださない。
昨年の気温が原因なのだろうか?

モモイロヒルザキツキミソウ以外はツキミソウの基本は白花なのだが、マツヨイグサツキミソウと勘違いをしている方が多いようだ。

チャボツキミソウツキミソウヒルザキツキミソウ共に白花である。


    ツキミソウ(Oenothera tetraptera Cav.)
ツキミソウ(Oenothera tetraptera Cav.) posted by (C)ドラ猫


タイワンレンギョウやハリマツリと呼ばれているものなのだが、開花時期は早い所では5月からとなる。
春の一時期、花が咲き乱れるが、これからはピンポイントで狙わないと色々な花には出会えなくなってくる。

海沿いに咲く花を探しに出かけようかとも考えている。
最近子供の時分に咲いていた花が、随分少なくなったような気がしてならない。

もう少し、「祖父母に詳しく教えてもらっていたら」とつくづく思う。


         タイワンレンギョウ(Duranta repens L.)
タイワンレンギョウ(Duranta repens L.) posted by (C)ドラ猫



Oenothera acaulis Cav.  チャボツキミソウ 標準 
Oenothera speciosa Nutt.  ヒルザキツキミソウ 標準 
Oenothera speciosa Nutt. var. childsii (L.H.Bailey) Munz  モモイロヒルザキツキミソウ 標準 
Oenothera tetraptera Cav.  ツキミソウ 標準 
Duranta erecta L.  タイワンレンギョウ 標準 
米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_main.html(2009年5月23日

薔薇[今日の一輪]


本来、櫻や梅、椿なら出かけてみようと思うのだが
薔薇園に出かけようと誘われると躊躇をしてしまう。

嫌いではないのだが、どうも薔薇といイメージに対して照れがある。

だが、一度は書かなければならないとは思っている。
ブログを尋ねてくださっているラスベガス在住の方が、生前ターシャ・テューダー女史(Tasha Tudor)と親交があったようだ。(2006年から続けているブログ)

本来ならば、彼女にひととなりを聞いてから書くべきなので、それまではお預けとしておこう。
もっともターシャ・テューダー女史(Tasha Tudor)に関してはいまさら、私がブログで書くよりも多くの方がご存知だろうから敢えて書くことはしない。
http://www.tashatudorandfamily.com/


兎角、薔薇というとゴージャスというイメージが付きまとうのだが、私が好むのはあくまでも野薔薇である。
神奈川県内に咲く自生のバラは次の通りである。
ノイバラ(Rosa multiflora Thunb.)ノバラ
テリハノイバラ(Rosa luciae Rochebr. et Franch. ex Cr〓p.)ハイイバラ
アズマイバラ(Rosa onoei Makino var. oligantha (Franch. et Sav.) H.Ohba)
ノアズマイバラ(Rosa multiflora Thunb. x R. onoei Makino var. oligantha (Franch. et Sav.) H.Ohba)ノイバラ x アズマイバラ
モリイバラ(Rosa onoei Makino var. hakonensis (Franch. et Sav.) H.Ohba)
フジイバラ(Rosa fujisanensis (Makino) Makino)
サンショウバラ(Rosa hirtula (Regel) Nakai)


ターシャ・テューダーTasha Tudor)女史は、3歳の時に電話の発明で知られているアレクサンダー・グラハム・ベル(Alexander Graham Bell,)氏の庭に咲く薔薇の原種「ロサ・ユーゴニス(Rosa hugonis)」を見た時から、花の魅力に目覚め自分で花を育ててみようと思ったそうです。

ロサ・ユーゴニス(Rosa hugonis)
http://admiral-kino.com/~vikky/syasin05/royugo.html


テリハノイバラ(Rosa wichuraiana Cr〓p.)
テリハノイバラ(Rosa wichuraiana Cr〓p.) posted by (C)ドラ猫


アズマイバラ(Rosa onoei Makino var. oligantha (Franch. et Sav.) H.Ohba)
アズマイバラ(Rosa onoei Makino var. oligantha (Franch. et Sav.) H.Ohba) posted by (C)ドラ猫


ノイバラ(Rosa multiflora Thunb.)
ノイバラ(Rosa multiflora Thunb.) posted by (C)ドラ猫


ノイバラ(Rosa multiflora Thunb.)
ノイバラ(Rosa multiflora Thunb.) posted by (C)ドラ猫



ハマナシ(Rosa rugosa Thunb)
ハマナシ(Rosa rugosa Thunb) posted by (C)ドラ猫



DSCF6869
DSCF6869 posted by (C)ドラ猫



マスケラード(変化花)
マスケラード(変化花) posted by (C)ドラ猫



マスケラード(変化花)
マスケラード(変化花) posted by (C)ドラ猫




Rosa acicularis Lindl.  オオタカネバラ 標準 
Rosa amblyotis C.A.Mey.  カラフトイバラ 標準 
Rosa bracteata H.Wendl.  カカヤンバラ 標準 
Rosa fujisanensis (Makino) Makino  フジイバラ 標準 
Rosa laevigata Michx.  ナニワイバラ 標準 
Rosa laevigata Michx. f. rosea (Makino) Makino  ハトヤイバラ 標準 
Rosa luciae Rochebr. et Franch. ex Cr〓p.  テリハノイバラ 標準 
Rosa luciae Rochebr. et Franch. ex Cr〓p. f. glandulifera (Koidz.) H.Ohba  リュウキュウテリハノイバラ 標準 
Rosa luciae Rochebr. et Franch. ex Cr〓p. f. ohwii (Oishi) Yonek.  トゲナシテリハノイバラ 標準 
Rosa luciae Rochebr. et Franch. ex Cr〓p. x R. onoei Makino var. oligantha (Franch. et Sav.) H.Ohba  テリハアズマイバラ 標準 
Rosa misimensis Nakai  ミシマノイバラ 標準 
Rosa multiflora Thunb.  ノイバラ 標準 
Rosa multiflora Thunb. f. rosipetala (Honda) Yonek.  ウスアカノイバラ 標準 
Rosa multiflora Thunb. var. adenochaeta (Koidz.) Ohwi  ツクシイバラ 標準 
Rosa multiflora Thunb. var. carnea Thory  サクライバラ 標準 
Rosa multiflora Thunb. x R. onoei Makino var. oligantha (Franch. et Sav.) H.Ohba  ノアズマイバラ 標準 
Rosa nipponensis Cr〓p.  タカネバラ 標準 
Rosa onoei Makino  ヤブイバラ 標準 
Rosa onoei Makino var. hakonensis (Franch. et Sav.) H.Ohba  モリイバラ 標準 
Rosa onoei Makino var. oligantha (Franch. et Sav.) H.Ohba  アズマイバラ 標準 
Rosa onoei Makino var. oligantha (Franch. et Sav.) H.Ohba f. rosea (Hayashi) Yonek.  アケボノオオフジイバラ 標準 
Rosa paniculigera (Koidz.) Makino ex Momiy.  ミヤコイバラ 標準 
Rosa paniculigera (Koidz.) Makino ex Momiy. f. rosiflora Horino  ウスアカミヤコイバラ 標準 
Rosa roxburghii Tratt.  イザヨイバラ 標準 
Rosa sambucina Koidz.  ヤマイバラ 標準 
Rosa sambucina Koidz. var. pubescens Koidz.  タカサゴヤマイバラ 標準 
Rosa sericea Lindl.  ニイタカイバラ 標準 
Rosa x makinoana H.Ohba  ヤブテリハノイバラ 標準 
Rosa x momiyamae H.Ohba  ミヤコテリハノイバラ 標準 
Rosa x pulcherrima Koidz. nothovar. kanaii H.Ohba  ドウリョウイバラ 標準 
Rosa x pulcherrima Koidz. nothovar. multionoei H.Ohba  ヤブノイバラ 標準 
Rubus tokinibara (H.Hara) Naruh.  トキンイバラ 標準 

アジサイ[季節]


梅雨入り真近かの日曜日、近くのお寺さんの庭へ顔を出してみた。

庭では、甘茶(アマチャ)が花を咲かそうとしていた。
今年は少々開花が早いようにも思えるのだが正確な理由は分からない。

一番上と二番目の画像は、甘茶である。
ヤマアジサイの変種とされ葉に甘味成分を含むアマチャだが、伊豆の山中には、アマギアマチャが自生をしている。

とはいえ 日本のアジサイ属の分類上では、ヤマアジサイの扱いでは意見が分かれていて、ヤマアジサイを独立の種とする考えとヤマアジサイアジサイの一変種とする説が存在する。

もっとも最近は文献に目を通すことも少なくなり統一見解がなされている可能性もあるのだが。

子供の頃にアマチャをしゃぶった方も多いだろうと思う。
アジサイの葉で事故が起こり昨年テレビを賑わした。
アジサイは有毒でアマチャは平気だということなのだろうか。

尚、アジサイの葉で2008年6月に茨城県つくば市大阪市内でアジサイの葉による食中毒が起きていますが、青酸食中毒の部分は外されてはいますが、平成20年8月18日の食安監発第0818006 号で、販売規制の処置がとられています。
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/dl/080818a.pdf

花:配糖体の一種であるルチン、ヒドラゲノシドA、他
葉:スキンミン、他
根:ヒドランゲノール、他


灌仏会で使う甘茶は、このアマチャの葉を夏の終わりに摘み湿らせて樽で醗酵をさせ、手もみで天日乾燥をしたものであることから発酵茶もしくは後発酵茶ということになる。

後発酵茶
加熱処理後にカビやバクテリアなどの微生物を利用して発酵乾燥したもの
プアール茶→緑茶を湿らせて好気性カビを繁殖させて発酵させた茶
だん茶、黒茶、碁石茶、阿波番茶等がある。
プアール茶は有名だが、他は生産量が少なく自分は飲んだ記憶がないので不明



発酵茶
茶葉中に含まれる酸化酵素の働きで,茶葉を発酵(酸化)させたてから乾燥したもの

烏竜茶・包種茶→半発酵茶
紅茶→完全発酵茶
ギャバロン茶→生茶を嫌気処理

緑茶
茶葉を加熱処理(蒸し製法と炒り製法)しその後乾燥させたもの

普通煎茶→新芽を蒸し揉みながら乾燥をさせる
蒸製玉緑茶→新芽を蒸し針状にしない
手揉み茶→ 全工程を手作業で行った煎茶
深蒸し煎茶→渋みを抑えるために蒸時間が長い
釜炒り茶→蒸さず釜で炒る
玉露→被覆栽培の茶葉を煎茶と同じ加工法で作る
てん茶→被覆栽培された茶葉を蒸し揉まずに乾燥させたもの
抹茶→てん茶を石臼でひいて粉にしたもの
番茶→夏や秋茶葉から煎茶と同じ製法で作られる
焙じ茶→煎茶や番茶を強く炒ったもの
玄米茶→煎茶や番茶に加圧炒り玄米を混たもの
茎茶→茶の仕上げ工程で選別された新芽の茎を利用した茶
棒茶→木質化した赤茎を含む茎茶



アマチャ(Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. thunbergii (Siebold) H.Ohba)
アマチャ(Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. thunbergii (Siebold) H.Ohba) posted by (C)ドラ猫



      アマチャ(Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. thunbergii (Siebold) H.Ohba)
アマチャ(Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. thunbergii (Siebold) H.Ohba) posted by (C)ドラ猫



ここからは、アジサイの園芸種である。

「オタクサ、シチヘンゲ、ホンアジサイ、テマリバナ、ヨヒラ、ガクノハナ、紫陽花」等の呼び方がある。

            アジサイ(手鞠咲) 3
アジサイ(手鞠咲) 3 posted by (C)ドラ猫


アジサイ科(ユキノシタ科) アジサイ属で、酸性土壌では青、アルカリ性土壌では赤の花が咲くようですが、アルミや窒素量、カリウムの量でも変化をするという。


アジサイ(手鞠咲) 1
アジサイ(手鞠咲) 1 posted by (C)ドラ猫



大伴家持坂上大嬢に贈った歌に
「事不問 木尚味狭藍 諸弟等之 練乃村戸二 所詐来」
言問はぬ木すら紫陽花諸弟らが練りのむらとにあざむかえけり


             ガクアジサイ 1
ガクアジサイ 1 posted by (C)ドラ猫



橘諸兄も次のようによんでいる
「安治佐為能 夜敝佐久其等久 夜都与尓乎 伊麻世和我勢故 美都々思努波牟」
紫陽花の八重咲くごとく八つ代にをいませ我が背子見つつ偲はむ


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DSCF7444 posted by (C)ドラ猫


万葉集では、二首しか詠まれるいませんが、何故なのでしょうね?
ヤマアジサイが主で、アジサイはあまり栽培がなされていなかった?


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DSCF7116 posted by (C)ドラ猫


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DSCF6971 posted by (C)ドラ猫

ガクアジサイからからホンアジサイに変化をして行ったとされる。


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DSCF6966 posted by (C)ドラ猫

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DSCF6964 posted by (C)ドラ猫



ガクアジサイアジサイの母種とされるのだが日本の固有種とされ関東地方の房総・三浦・伊豆半島及び伊豆諸島に自生している。
すなわち、海辺近くの樹林にガクアジサイの自生種が見られると言うことになる。

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DSCF6959 posted by (C)ドラ猫


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DSCF6958 posted by (C)ドラ猫


ガクアジサイにの別名は、シロズイ、ハマアジサイ、ガク、ガクバナ、ガクソウ、ズイノキ等色々あるのだがズイノキの名はアジサイの枝から髄を取り、灯心として用いたとされ琴からだろうか?

大阪の島本町(天王山の近く)にある水無瀬神宮に「灯心席」または「灯心亭」と呼ばれる茶室がある。
格天井に灯心の材料が書かれているそうなのだが、毎日近くを通りながら気がつかなかった。
一般には、ハゼ、山吹、トクサ、ヨシ、萩、の名前が挙げられているのだが、一度確認をしようと思う。

水無瀬は大阪府ながら、京都市内の局番と同じ075から始まる電話であったのを想いだした。
なぜ、大阪でありながら京都市内と同じ局番であったのだろうか?

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DSCF6957 posted by (C)ドラ猫


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DSCF6952 posted by (C)ドラ猫


Cardiandra alternifolia Siebold et Zucc.  クサアジサイ 標準 
Cardiandra alternifolia Siebold et Zucc. f. formosa Honda  ハナクサアジサイ 標準 
Cardiandra alternifolia Siebold et Zucc. f. mirabilis (Takeda) Sugim. ex H.Ohba  オオバナノクサガク 標準 
Cardiandra alternifolia Siebold et Zucc. f. multiplex Hayashi  ヨウラククサアジサイ 標準 
Cardiandra alternifolia Siebold et Zucc. f. oppositifolia (Honda) F.Maek.  ミヤマクサアジサイ 標準  
Cardiandra alternifolia Siebold et Zucc. var. hakonensis Ohba ex H.Ohba  ハコネクサアジサイ 標準 
Cardiandra amamiohsimensis Koidz.  アマミクサアジサイ 標準 
Cardiandra moellendorffii (Hance) Migo  オオクサアジサイ 標準 
Hydrangea anomala D.Don  タイワンツルアジサイ 標準 
Hydrangea hirta (Thunb.) Siebold et Zucc.  コアジサイ 標準 
Hydrangea hirta (Thunb.) Siebold et Zucc. f. albiflora (Honda) Okuyama  シロバナコアジサイ 標準 
Hydrangea hirta (Thunb.) Siebold et Zucc. f. laminalis Seriz.  ミドリコアジサイ 標準 
Hydrangea hirta (Thunb.) Siebold et Zucc. x H. scandens (L.f.) Ser.  チチブアジサイ 標準 
Hydrangea involucrata Siebold  タマアジサイ 標準 
Hydrangea involucrata Siebold f. hortensis (Maxim.) Ohwi  ギョクダンカ 標準 
Hydrangea involucrata Siebold f. leucantha Sugim.  シロバナタマアジサイ 標準 
Hydrangea involucrata Siebold f. multiplex (Nakai) Okuyama  ヨウラクタマアジサイ 標準Hydrangea involucrata Siebold f. plenissima Tuyama  ココノエタマアジサイ 標準 
Hydrangea involucrata Siebold f. sterilis Hayashi  テマリタマアジサイ 標準 
Hydrangea involucrata Siebold var. idzuensis Hayashi  ラセイタタマアジサイ 標準 
Hydrangea involucrata Siebold var. tokarensis M.Hotta et T.Shiuchi  トカラタマアジサイ 標準 
Hydrangea kawagoeana Koidz. var. grosseserrata (Engl.) Hatus.  ヤクシマアジサイ 標準 
Hydrangea kawagoeana Koidz. var. kawagoeana  トカラアジサイ 標準 
Hydrangea longifolia Hayata  ナガバアジサイ 標準 
Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. f. hortensia (Lam.) Rehder  セイヨウアジサイ 標準Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. f. macrophylla  アジサイ 標準 
Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. f. normalis (E.H.Wilson) H.Hara  ガクアジサイ 標準 
Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. f. nuda Konta et S.Matsumoto  フチナシガクアジサイ 標準 
Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. f. rosea E.H.Wilson  ガクソウ 標準 
Hydrangea paniculata Siebold  ノリウツギ 標準 
Hydrangea paniculata Siebold f. velutina (Nakai) Kitam.  ビロードノリウツギ 標準 
Hydrangea petiolaris Siebold et Zucc.  ツルアジサイ 標準 
Hydrangea quercifolia Bartr.  カシワバアジサイ 標準 
Hydrangea scandens (L.f.) Ser.  ガクウツギ 標準 
Hydrangea scandens (L.f.) Ser. f. rosea Hiyama  ベニガクウツギ 標準 
Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. angustata (Franch. et Sav.) H.Ohba  アマギアマチャ 標準 
Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. australis T.Yamaz.  ナンゴクヤマアジサイ 標準 
Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. minamitanii H.Ohba  ヒュウガアジサイ 標準 
Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. serrata  ヤマアジサイ 標準 
Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. serrata f. belladonna Kitam.  マイコアジサイ 標準
Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. serrata f. prolifera (Regel) Rehder  シチダンカ 標準 
Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. serrata f. rosalba (Van Houtte) E.H.Wilson  ベニガク 標準 
Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. thunbergii (Siebold) H.Ohba  アマチャ 標準 
Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. yesoensis (Koidz.) H.Ohba  エゾアジサイ 標準 
Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. yesoensis (Koidz.) H.Ohba f. cuspidata (Thunb.) Nakai  ニワアジサイ 標準 
Hydrangea sikokiana Maxim.  ヤハズアジサイ 標準 
Hydrangea sp. aff. H. aspera  ナンカイアジサイ 標準 
Hydrangea x amagiana Makino  アマギコアジサイ 標準 
Hydrangea x mizushimarum H.Ohba  ミズシマアジサイ 標準 
Platycrater arguta Siebold et Zucc.  バイカアマチャ 標準 

菖蒲(文目)・杜若 [季節]


例年、この季節になると色々な花がブログにアップをされている。
よくみると、名前が違っているものも見かけるのだが、書き込むのも失礼に当たると思いそのままにしておく。

ところが気がつくと、間違えたものを参考にして、又間違えたものが増えていく。
そこで、何の役に立つかは分からないが、一応纏めておいておこうと思う。



大きく分けて「水辺(水中)で咲く種」と「湿地で咲く種」、乾燥地(庭や畑)で咲く種。
又その中で花弁に模様がついているだけのもの、毛がついているもの、トサカ状のもの
開花時期、花の大きさの大中小、色分け、別名と言うようにしてある。
開花時期の順番で並べた心算であるが、生育地域で多少は異なる。


品種名→カンザキアヤメ
学名→(Iris unguicularis Poir.)
別名→
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→庭・畑
花弁の模様→網目
開花時期→年末(早い年は11月)〜遅い年は3月
花の大きさ→中
花の色→青〜淡い紫
*寒の入りの頃には例年は、咲いている事から寒咲菖蒲


カンザキアヤメ(Iris unguicularis Poir.)
カンザキアヤメ(Iris unguicularis Poir.) posted by (C)ドラ猫



               カンザキアヤメ(Iris unguicularis Poir.)
カンザキアヤメ(Iris unguicularis Poir.) posted by (C)ドラ猫








品種名→ネジアヤメ
学名→(Iris lactea Pall.)
別名→シロバナネジアヤメ
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→画像のものは京都植物園
花弁の模様→直線に近い筋目模様
開花時期→ヒガンザクラの頃
花の大きさ→小〜中
花の色→淡い紫
*植物園では見られる


      ネジアヤメ
ネジアヤメ posted by (C)紅そうび



品種名→シャガ
学名→(ris japonica Thunb.
別名→胡蝶花
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→畑や庭のような土地でも育つが、日影や湿った土地の方が生育がいいようだ。
花弁の模様→模様はオレンジのラインが入った網目模様に近いもので、毛やトサカはない。
開花時期→早い年は1月から咲き、4月でも見かける。
花の大きさ→中
花の色→淡い水色〜淡い青
*射干もしくは著莪の字を当てる。
イチハツは漢名における科名である鳶尾が品種名として残り、シャガは、同じ漢名での鳶尾科の射干(ヒオウギ)と混同をた。
混同をした射干(シャガン)が訛りシャガになった。しかし漢名での品種名である胡蝶花も残ったと言うことだろうか。
*3倍体のために種は出来ない。

シャガ(ris japonica Thunb.)
シャガ(ris japonica Thunb.) posted by (C)ドラ猫



             シャガ(Iris japonica Thunb.)
シャガ(Iris japonica Thunb.) posted by (C)ドラ猫







品種名→オランダアヤ
学名→(Iris hollandica Hort.
別名→ダッチアイリス
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→庭や畑、割と乾燥にも強い
花弁の模様→はっきりした太めの黄色
開花時期→3月〜4月
花の大きさ→角ばった中〜大
花の色→白系〜青系
*YListでオランダアヤメとされている事からオランダアヤメとしてあるが、オランダアヤメをグラジオラスとしているサイトや図鑑があるため注意が必要。


オランダアヤメ(Iris hollandica Hort.)
オランダアヤメ(Iris hollandica Hort.) posted by (C)ドラ猫


     オランダアヤメ(Iris hollandica Hort.)
オランダアヤメ(Iris hollandica Hort.) posted by (C)ドラ猫







品種名→ヒメシャガ
学名→(Iris gracilipes A. Gray)
別名→なし
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→山地でもあまり乾燥をした土地は苦手なようだ。
花弁の模様→模様はオレンジのラインが入った網目模様に近いがシャガよりは細い模様、毛やトサカはない。
開花時期→
花の大きさ→
花の色→淡い紫〜紫
*準絶滅危惧(NT)


ヒメシャガ(Iris gracilipes A. Gray)
ヒメシャガ(Iris gracilipes A. Gray) posted by (C)ドラ猫



ヒメシャガ(Iris gracilipes A.Gray)
ヒメシャガ(Iris gracilipes A.Gray) posted by (C)ドラ猫




ヒメシャガ(ris gracilipes A. Gray)
ヒメシャガ(ris gracilipes A. Gray) posted by (C)ドラ猫



品種名→イチハツ
学名→(Iris tectorum Maxim.)
別名→アヤメ、コヤスグサ、YListの鳶尾という別名は漢名における科名から
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→水はけのいい土地、庭や畑
花弁の模様→トサカ状
開花時期→例年5月頃
花の大きさ→中〜大(但し鉢植えにすると小さい花にも仕立てられる)
花の色→青(漢名では、藍蝴蝶と藍色とする
*漢名で藍蝴蝶という
三十六歌仙の一人に数えられる、源 順(みなもと の したごう)が承平年間に記した和名類聚抄の中で「和名古夜須久佐」とされる。
*藁屋根に植えられていた
*一初と書くのは、一番早く咲くからという意味。一八は縁起の良い名前として。

イチハツ(Iris tectorum Maxim.)
イチハツ(Iris tectorum Maxim.) posted by (C)ドラ猫



                  イチハツ(ris tectorum Maxim.)
イチハツ(ris tectorum Maxim.) posted by (C)ドラ猫






品種名→シロバナイチハツ
学名→(Iris tectorum Maxim. f. alba (Dykes) Makino)
別名→イチハツ
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→イチハツに順ずる
花弁の模様→イチハツに順ずる
開花時期→イチハツより本来は早く咲くように感ずる
花の大きさ→中〜大
花の色→白色


シロバナイチハツ(Iris tectorum Maxim. f. alba (Dykes) Makino)
シロバナイチハツ(Iris tectorum Maxim. f. alba (Dykes) Makino) posted by (C)ドラ猫


品種名→ ニオイアヤメ
学名→ (Iris florentina L.)
別名→なし
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→
花弁の模様→
開花時期→
花の大きさ→
花の色→白色
*学名を(Iris germanica var. florentina)ドイツアヤメの変種としたものもある
ドイツアヤメより開花が早い
*イチハツと混同をして、シロバナイチハツと呼ばれている場合もある。


ニオイアヤメ(Iris florentina L.)資料1
ニオイアヤメ(Iris florentina L.)資料1 posted by (C)ドラ猫



ニオイアヤメ(Iris florentina L.)資料2
ニオイアヤメ(Iris florentina L.)資料2 posted by (C)ドラ猫



                 ニオイアヤメ(Iris florentina L.)資料3
ニオイアヤメ(Iris florentina L.)資料3 posted by (C)ドラ猫



ニオイアヤメ(Iris florentina L.)
ニオイアヤメ(Iris florentina L.) posted by (C)ドラ猫




品種名→ドイツアヤメ
学名→(Iris germanica L.)
別名→ジャーマンアイリス
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→庭や畑、水はけのいい土地でも生育をする
花弁の模様→花弁には網目が見られるものとみられないものがある。毛がある。
開花時期→4月〜6月までは見られる。
花の大きさ→大
花の色→園芸種や交雑のために多数の色のものがみられる。
ドイツアヤメを原種、ジャーマンアイリスを園芸種と見方もある。



ドイツアヤメ(Iris germanica L.) 資料1
ドイツアヤメ(Iris germanica L.) 資料1 posted by (C)ドラ猫


                ドイツアヤメ(Iris germanica L.)資料2
ドイツアヤメ(Iris germanica L.)資料2 posted by (C)ドラ猫



ドイツアヤメ(Iris germanica L.)資料3
ドイツアヤメ(Iris germanica L.)資料3 posted by (C)ドラ猫





ドイツアヤメとされるもので、花弁の毛が小ぶりで草丈も園芸種よりは低い。
         ドイツアヤメ(Iris germanica L.)
ドイツアヤメ(Iris germanica L.) posted by (C)ドラ猫



ドイツアヤメ(Iris germanica L.)
ドイツアヤメ(Iris germanica L.) posted by (C)ドラ猫


ジャーマンアイリスとされる園芸種

ドイツアヤメ(Iris germanica L.)
ドイツアヤメ(Iris germanica L.) posted by (C)ドラ猫




ドイツアヤメ(Iris germanica L.)
ドイツアヤメ(Iris germanica L.) posted by (C)ドラ猫


白花のジャーマンアイリスだが、個人的にはニオイアヤメとされるものより開花が遅いと思う。

           ドイツアヤメ(Iris germanica L.)
ドイツアヤメ(Iris germanica L.) posted by (C)ドラ猫




品種名→ エヒメアヤメ
学名→(Iris rossii Bake)
別名→タレユエソウ
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→限られた地域
花弁の模様→青紫に白、毛やトサカではない
開花時期→4月〜5月
花の大きさ→小
花の色→濃い青紫
岡山県西部が東限
*絶滅危惧IB類(EN)
*白花は、シロバナエヒメアヤメ(ris rossii Baker f. alba Y.N.Lee)


天然記念物沼田西のエヒメアヤメ
天然記念物沼田西のエヒメアヤメ posted by (C)紅葉最中裕美



品種名→アヤメ
学名→(Iris sanguinea Hornem.)
別名→なし
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→庭や畑で生育をし乾燥にも強い
花弁の模様→基部がこげ茶色の網目模様に白散し
開花時期→4月末〜5月末
花の大きさ→小〜中
花の色→青
*自生のものは少ない。
*通常、アヤメ祭とされるものは、ハナショウブ



アヤメ(Iris sanguinea Hornem.)
アヤメ(Iris sanguinea Hornem.) posted by (C)ドラ猫



          アヤメ(Iris sanguinea Hornem.)
アヤメ(Iris sanguinea Hornem.) posted by (C)ドラ猫



品種名→シロアヤメ
学名→(Iris sanguinea Hornem. f. albiflora Makino)
別名→アヤメ
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→アヤメに順ずる
花弁の模様→基部が黄色
開花時期→通常のアヤメより毎年3〜5日程度遅く咲く
花の大きさ→アヤメに順ずる
花の色→白色に基部の一部が黄色
*学名がつけられているので別に分けてあります。



シロアヤメ(Iris sanguinea Hornem. f. albiflora Makino)
シロアヤメ(Iris sanguinea Hornem. f. albiflora Makino) posted by (C)ドラ猫



              シロアヤメ(Iris sanguinea Hornem. f. albiflora Makino)
シロアヤメ(Iris sanguinea Hornem. f. albiflora Makino) posted by (C)ドラ猫



品種名→ヒオウギアヤメ
学名→(Iris setosa Pall. ex Link)
別名→
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→北海道では普通にみられるが本州では高地もしくは東北では見かけられる。
花弁の模様→アヤメよとよく似るが北のものほど模様が小さい。毛はない
開花時期→画像のものは京都の植物園で4月のようだが、北海道では6月、本州でも高地では7月でも見られる。
花の大きさ→アヤメより多少小ぶり
花の色→アヤメに順ずる。
*内花被片といわれる花びらの直立した部分がアヤメよりもずっと小さく、葉の出方が檜扇型


ヒオウギアヤメ
ヒオウギアヤメ posted by (C)ciba




品種名→ キショウブ
学名→(Iris pseudoacorus L.)
別名→なし
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→主に水辺や河原
花弁の模様→
開花時期→5月
花の大きさ→中
花の色→黄色
*ヨーロッパ原産で、観賞用に明治30年頃に導入をされ帰化をしている。

キショウブ(ris pseudoacorus L.)
キショウブ(ris pseudoacorus L.) posted by (C)ドラ猫



            キショウブ(Iris pseudoacorus L.)
キショウブ(Iris pseudoacorus L.) posted by (C)ドラ猫





品種名→カキツバタ
学名→(Iris laevigata Fisch.)
別名→カオバナ、カオヨバナ、フデバナ、カキツ
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→湿地
花弁の模様→花弁には白い模様が一本ある。細かい網目模様は無い。
開花時期→5月〜6月
花の大きさ→中
花の色→濃紺に白いライン
*ノハナショウブより背が低く葉に隠れたように咲く
*絶滅危惧II類(VU)
*貌好花、筆花、老君扇


かきつはた 衣に摺りつけ ますらおの きそひ獦する 月は来にけり (大伴家持

杜若
杜若 posted by (C)ふらり



カキツバタの園芸種

         カキツバタ(Iris laevigata Fisch.)
カキツバタ(Iris laevigata Fisch.) posted by (C)ドラ猫


品種名→ノハナショウブ
学名→(Iris ensata Thunb. var. spontanea (Makino) Nakai ex Makino et Nemoto)
別名→
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→湿地や湿原、高原でも湿り気の多い場所
花弁の模様→黄色いラインが入る
開花時期→東北方面では初夏に咲く
花の大きさ→中
花の色→紺色
ハナショウブはノハナショウブの園芸種
*園芸品種の一つに対して基本種( Iris ensata)の学名がつけられた。
したがって野生種(自生種)を var. spontanea とされている。



野花菖蒲
野花菖蒲 posted by (C)ふらり



           ノハナショウブ(Iris ensata Thunb. var. spontanea (Makino) Nakai ex Makino et Nemoto)
ノハナショウブ(Iris ensata Thunb. var. spontanea (Makino) Nakai ex Makino et Nemoto) posted by (C)ドラ猫




品種名→ハナショウブ
学名→(Iris ensata Thunb. var. ensata)
別名→
科名→アヤメ科
属名→アヤメ属
生育地→湿地や水辺(あやめ祭りは、ハナショウブ
花弁の模様→ノハナショウブより大きめの黄色いライン
開花時期→水辺や湿地のアヤメ科は全体に遅い傾向だが、ハナショウブが一番遅くまで咲いている。
花の大きさ→中〜大
花の色→園芸種に付き各色の花がある。

*ノハナショウブの園芸品種をハナショウブとする
*あやめとはなしょうぶの関係は

西行法師の
「ねがはくは花のしたにて春しなむそのきさらぎのもちづきのころ」が収められている
(六家集本山家集近衛本)の中に「あやめをばはなさうぶとやいふ」とある。

高野の中院と申す所に、あやめふきたる房の侍りけるにさくらのちりけるがめづらしくおぼえてよみける
櫻ちるやどをかざれるあやめをばはなさうぶとやいふべかるらむ

このことからも昔は、「はなしょうぶ」=「あやめ」とよんだことが伺える。
注、現在のアヤメとハナショウブは別種である。

ハナショウブ(Iris ensata Thunb. var. ensata)
ハナショウブ(Iris ensata Thunb. var. ensata) posted by (C)ドラ猫




                 ハナショウブ(Iris ensata Thunb. var. ensata)
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ハナショウブ(Iris ensata Thunb. var. ensata)
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               ハナショウブ(Iris ensata Thunb. var. ensata)
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Iris domestica (L.) Goldblatt et Mabb.  ヒオウギ 標準 
Iris ensata Thunb. var. ensata  ハナショウブ 標準 
Iris ensata Thunb. var. spontanea (Makino) Nakai ex Makino et Nemoto  ノハナショウブ 標準Iris florentina L.  ニオイアヤメ 標準 
Iris formosana Ohwi  タイワンシャガ 標準 
Iris fulva Ker Gawl.  チャショウブ 標準 
Iris germanica L.  ドイツアヤメ 標準 
Iris gracilipes A.Gray  ヒメシャガ 標準 
Iris japonica Thunb.  シャガ 標準 
Iris kobayashii Kitag.  ヒメネジアヤメ 標準 
Iris lactea Pall.  ネジアヤメ 標準 
Iris laevigata Fisch.  カキツバタ 標準 
Iris latifolila (Mill.) Voss  イギリスアヤメ 標準 
Iris minutoaurea Makino  キンカキツバタ 標準 
Iris pseudacorus L.  キショウブ 標準 
Iris rossii Baker  エヒメアヤメ 標準 
Iris rossii Baker f. alba Y.N.Lee  シロバナエヒメアヤメ 標準 
Iris ruthenica Ker Gawl.  コカキツバタ 標準 
Iris sanguinea Hornem.  アヤメ 標準 
Iris sanguinea Hornem. f. albiflora Makino  シロアヤメ 標準 
Iris sanguinea Hornem. var. violacea Makino  カマヤマショウブ 標準 
Iris setosa Pall. ex Link  ヒオウギアヤメ 標準 
Iris setosa Pall. ex Link var. hondoensis Honda  キリガミネヒオウギアヤメ 標準 
Iris setosa Pall. ex Link var. nasuensis H.Hara  ナスノヒオウギアヤメ 標準 
Iris sibirica L.  コアヤメ 標準 
Iris sibirica L. f. albiflora Makino  シロバナコアヤメ 標準 
Iris tectorum Maxim.  イチハツ 標準 
Iris tectorum Maxim. f. alba (Dykes) Makino  シロバナイチハツ 標準 
Iris tingitana Boiss. et Reuter  モロッコアヤメ 標準 
Iris unguicularis Poir.  カンザキアヤメ 標準 
Iris x hollandica Hort. ex Todd.  オランダアヤメ 標準 
Iris x setosothunbergii H.Koidz. ex T.Shimizu  シガアヤメ 標準 
Iris xiphium L.  スペインアヤメ 標準 

米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_main.html(2009年5月13日)