原爆症

仕事で、「健康対策課」なる部署に月に一度は顔を出す。原爆症担当の方とも話す機会があるのですが、原爆症の方との乖離が顕著です。特定疾患の方・薬害で被害を受けた方・難病の方・そして原爆症の方が一様に「厚生労働省は、自分たちが早く死ぬのを待って…

だいこんのの花[独り言]

森繁久彌氏が亡くなられたとのこと。 テレビでは「だいこんの花」ですか。 映画は、「海峡」や「流転の海」、「小説吉田学校」、「 空海」が心に残っている。 歌では、「しれとこ旅情」を残してくれたのだが、映画「地の涯に生きるもの」の撮影で訪れたとき…

オシロイバナ[季節]

昨年、英国に住んでいるbloggerの方から、お店(園芸店?)でfour-o'clockの種を購入をして育てているとのmailをいただいたことがある。 そのmail以来、いつかオシロイバナの記事を書こうとは考えてはいたのだが、余にも当たり前過ぎる花であることから、書く…

オウゴン [季節]

子供の頃に覚えたことが、たまたま大人になってから過ちに気がつく事がある。このタケニグサもその一つであった。タケニグサという名前はある程度の年齢に、なり正式な名前として覚えた。 ところが、別名であるチャンバギクというのだが、「ちゃんばら草」だ…

カノコ[備忘録]

あるブログで、カノコユリの話が出ていた。自分も好きな百合であり、当然といえば当然であるのだが何度か原種だというものを育てたのがうまくいかない。自分の亡くなった祖父が言うには、「百合は傾斜地に植えるもの」だと言っていたのを想いだす。カノコと…

秋の七草[季節]

春の七草は、一年を乗りきるために早春に若菜の命をいただき、備えるためのものであり、食せるものである。 ひきかえ、秋の七草は一年の農耕を終え、花を愛でるためのものである。万葉集には、山上憶良有秋の七草を詠んだ歌がある。「秋の野に、咲きたる花を…

秋の七草[季節]

春の七草は、一年を乗りきるために早春に若菜の命をいただき、備えるためのものであり、食せるものである。 ひきかえ、秋の七草は一年の農耕を終え、花を愛でるためのものである。万葉集には、山上憶良有秋の七草を詠んだ歌がある。「秋の野に、咲きたる花を…

菫[備忘録]

例年11月末にスミレが一度咲き、正月を越す。 新年1月末くらいに天気のいい日が続くとまた咲き出す。そんな中で、栽培(園芸品)のこぼれ種で増えたベニバナナンザンスミレが咲き出した。 毎年、春は何種類かのスミレを探しに出かけるのだが、来春の計画を立…

紫式部・小紫・濃紫・白式部[季節]

「おほかたの秋のあはれを思ひやれ月に心はあくがれぬとも」 詞書は「又おなじすぢ、九月、月あかき夜」となる。 源氏物語の作者として有名な平安時代・中期の女性歌人(作家)である紫式部であるが、生年については諸説ある。藤原北家の出で、女房名は「藤…

たんぽぽ[備忘録]

春しか咲かないものだと思っていたタンポポが最近では、一年中見かける。 別に不思議だと思わない方は、気にもとめないようである。しかし自分としてはやはり「タンポポは春に咲くもの」との想いが強い中で、アカミタンポポだけは秋が見つけやすい。 そもそ…

大原麗子[備忘録]

露草[季節]

記事を書くことも、人と話すことも面倒くさくなる事がある。 そんな言い訳をして、文字を書かないことが悪い事だろうかと考えた時期もあった。好き勝手に書いているのだが、言葉が出てこないことがあっても不思議ではないことだろ思うし、呑めば呑むほど無口…

朝顔 昼顔[季節]

日本への渡来は、奈良時代末期〜平安時代初期の頃との説がある。 やはり中国から薬草として入ってきたものなのだが、牽牛子(けにごし・けんごし)という呼び名がみられる。和気清麻呂の長男とされる和気広世(正五位下・左中弁)が799年に書いたとされる漢方…

濱[独り言]

最近、濱のほうが騒がしいようだ。濱に咲く植物は往々にして葉の厚いものが多い。濱の政治家も面の皮が厚いのだろうか。 濱と名前のつく植物も多くある。ハマアカザやハマイバラよもよばれるテリハノイバラ、カワラヨモギに寄生するハマウツボ、エノコログサ…

ハチス(蓮)[季節]

野生化をした蓮を見かけたことがあるだろうか記憶を辿ってみた。子供の頃にかすかに記憶があるような気がしたが、はっきり断定はできない。 どこの、町や村ににも沼や池があった記憶があるのだが、最近は手付かずの小さな池や沼は見かけることは皆無に近い。…

百合[季節]

立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花とは、美人をたとえた花として有名ユリネとされ食すのは、ヤマユリ、オニユリ、コオニユリ、ヒメユリである。 万葉集 20巻4369 「筑波嶺(ツクバネ)のさ百合(ユル)の花の夜床(ユドコ)にも愛(カナ)し…

半夏生[季節]

7月2日は、半夏生(半夏至)であった。 夏至から数えて11日目。「はんげ・はげ」ともいう。 雑節(七十二候)の一つでもある。『礼記』策六「月令」の「仲夏之月」粂を見ると、その冒頭の楽器修整の記事から始まり、薦黍の礼や禁忌・謹戒等を説く。(参照 五月五日…

草の花は[備忘録]

清少納言「枕草子」第67段に「草の花」がある。草の花は、なでしこ。唐のはさらなり、大和のもいとめでたし。をみなへし。桔梗。あさがほ。かるかや。菊。壷すみれ。龍膽は、枝ざしなどもむつかしけれど、こと花どものみな霜枯れたるに、いとはなやかなる色…

イワタバコ[今日の一輪]

タバコに似た葉をもつので「岩煙草」と名付けられたとされる。イワタバコは、神奈川県内では、丹沢から箱根周辺で見られるがよく似たケイワタバコは、藤沢や鎌倉でも見られる。丹沢や箱根周辺では個体数が少なくなるようだ。過去にケイワタバコは、江ノ島に…

めぐみ[独り言]

日本帝国バンクから「社団法人時事画報社」が、6月1日に倒産を伝える記事が載っておりました。いつか、この「社団法人時事画報社」の倒産記事を書こうと思ってはいたのだが、忙しさに感けてエントリーをせずにいた。この社団法人時事画報社は、カメラ・写真…

ネジバナ[今日の一輪]

毎年ネジバナが咲く野原がある。 今年も例年のように咲きだしたのだが、昨年より増えたような気がする。 花色の濃い個体や薄い個体があるようなのだが、ここの個体は総じて大きくはならないようだ。近所でもう一箇所咲く箇所があるのだが其処の個体は、皆異…

ヒルガオ[季節]

朝顔、昼顔、夕顔、夜顔とあるのだが、ごく普通に野に咲くのは昼顔だけだろう。 朝顔の帰化をしたものも見られることもあるのだが、昼顔の栽培をしている話しは一部の研究機関以外では聞かない。漢名では、日本天劔(ニホンテンケン)とよばれているところか…

夏みかん[自分の人生]

世の中のニュースには非常に疎い。サントリーの「なっちゃん」という商品があるのだが、今日の今日まで、夏みかんのジュースだと思っていた。煙草は、ショートピース、ビールはキリンラガーのみ。 ジャイアンツのドラフト問題で納得がいかず、15年間、報知新…

花の木ならぬ[備忘録]

清少納言の「枕草子」 第四十段花の木ならぬは(花の咲かない木は)、かへで(楓)。かつら(桂)。五葉(五葉松)。 そばの木(要黐)、品無き心地すれど(品の無い気もするが)、 花の木ども(花の咲く木が)散りはてて、おしなべてみどりになりたるなかに…

ツキミソウ[独り言]

【正論】櫻田淳氏の「説得性」のある世襲議員とはを読み進むうちに言い知れない違和感を覚えた。 この違和感はなんなのだろうか?少々、時間を置いてから山崎行太郎氏の「毒蛇山荘日記」を覗いてみた。元気一杯の山崎先生のブログは、沖縄戦に突入をしそうだ…

薔薇[今日の一輪]

本来、櫻や梅、椿なら出かけてみようと思うのだが 薔薇園に出かけようと誘われると躊躇をしてしまう。嫌いではないのだが、どうも薔薇といイメージに対して照れがある。だが、一度は書かなければならないとは思っている。 ブログを尋ねてくださっているラス…

アジサイ[季節]

梅雨入り真近かの日曜日、近くのお寺さんの庭へ顔を出してみた。庭では、甘茶(アマチャ)が花を咲かそうとしていた。 今年は少々開花が早いようにも思えるのだが正確な理由は分からない。一番上と二番目の画像は、甘茶である。 ヤマアジサイの変種とされ葉…

菖蒲(文目)・杜若 [季節]

例年、この季節になると色々な花がブログにアップをされている。 よくみると、名前が違っているものも見かけるのだが、書き込むのも失礼に当たると思いそのままにしておく。ところが気がつくと、間違えたものを参考にして、又間違えたものが増えていく。 そ…

鬼灯、酸漿 [今日の一輪]

古事記の一文に赤加賀智(アカカガチ)と記されているものはホオズキとされている。「彼ノ目ハ赤加賀智(アカカガチ)ノ如クシテ、身一ツニ八頭八尾(ヤカシラヤオ)有リ。亦其ノ身ニ蘿(コケ)ト桧榲(ヒスギ)ト生(オ)ヒ、其ノ長(タケ)ハ谿八谷峡八尾…

元気な帰化植物[独り言]

帰化を始めた外国産のスミレ達 近所の野原でニオイスミレとよく似たスミレを見つけた。 花の中を覗くと側弁には、毛がびっしりと生えていた。なんだろうと思いBBSで尋ねたた結果、アメリカスミレサイシンだと知った。 ようは、外国産のスミレが帰化を始めて…