成人式　[独り言]

昨年５月末に「*生物多様性基本法」なる法案が成立をしている。

民主党が2007年のマニフェストで「野生生物保護基本法」の制定を公約をしたのを受け与野党での法制定への動きが実を結んだ結果である。

野生動植物の生息環境と生態系全体の繋がりを加味して保全するという考えで、「その個体のみの保護」ではなく、その動植物に繋がる環境も保護しない限りは元の状態には戻れない事を示唆している。

明日、「*成人式」が行なわれる地域もあるようだが今の人間社会もこの自然形態と変わりはない。

昭和の時代、殆どの家庭は3世代で生活をしていたはずである。
親が子に教える姿を祖父母が見ていて育て方を暗黙で祖父母が親に教えていた。
子は又、祖父母に昔の作法を暗黙で教わり大人になっていく。

これも、恐らく一つの生態系だったのだろうか。

子対親という二面しか持ち合わせないよりは、「子、親、祖父母」場合によっては祖父母の親の4代が一軒の家に住み人との接し方、思いやりを教わった方が多様に応用が利く大人になれると信じる。

人間も自然の中の動植物の一つであり本来ならば、人間に対しての「野生生物保護基本法」が一番早急に取りざたをされても不思議はない。
人間同士の繋がりだけではなく自然との繋がりも考える事が出来る成人が増えてくれることを望まずにはいられない。