青々忌[季節]
今日1月9日は、青々忌である。
息子に「*松瀬 青々(まつせ せいせい)」の名を問うてみた。
一言「誰だっけ?」との答えである。
そんなにマイナーなのだろうかと思い「*松瀬青々」、「*青々忌」と検索をしてみた。
Wikipediaには「*松瀬青々」、「*青々忌」共に載ってはいないようだし、当然といえば当然なのだろうが「文学忌」の中にも載ってはいなかった。
正岡子規に認められたのをきっかけに門下となるのだが、彼が関西ホトトギス派の指導者であったことは間違いが無い。
流石に息子も、夏目漱石の名前は知っており話しのきっかけには使えた。
夏目漱石の「*我輩は猫である」は、現在も発刊をされている「ホトトギス」という本で発表をされたものと教えることが出来た。
正岡子規の門下である高浜虚子と河東碧梧が桐俳句の位置、捉え方の相違で分裂したこと松瀬青々は憤っていたようである。
即ち松瀬 青々は定型と季題を尊重した高浜虚子の根本理念である花鳥諷詠を基本とし踏襲したことになる。
サザンカ(Camellia sasanqua Thunb. ex Murray) posted by (C)ドラ猫
「*山茶花散し」の雨の降る今日、横着をして外出を出来るだけ断っているのだが、松瀬青々の山茶花を詠んだ句が想い浮かばない。
「山茶花の花の田舎や納豆汁」
仲の悪かったとされる河東碧梧桐が山茶花を詠んだものなら思い浮かぶのだが。
あの世とやらで今でも松瀬青々と河東碧梧桐は論戦を交わしているのだろうか。
サザンカ(Camellia sasanqua Thunb. ex Murray) posted by (C)ドラ猫