人日の節句

*[行事]
人日の節句
「*人日の節句」とは五節句の中で一番最初の節句である。


「*人日の節句」の翌日8日には穀を占い天気が晴れなら吉で豊作、雨なら凶の兆しとなるため前日の7日に1年の豊作と無病息災を願い「七草粥」を食べたとされるところから、穀物を作る人間がまずは体調を整えての健康管理の重要性を説いている。


新年に芽吹いている植物の七種(草)を粥にして食べる事は、自然の恵を授かると言うことだけではなく、家族の無病息災と長寿を祈ることからもきている。


つまり、正月料理や飲酒で疲れた家族や自分の内臓(胃腸)を気使い、冬の間に不足しがちのビタミン等を補うとい生活の知恵でもあり薬膳料理でもあるわけでである。


セリ→ビタミンK、マンガン、レチノール、葉酸、食物繊維、銅、鉄、ビタミンC
ナズナ→タンパク質、脂質、炭水化物、βカロテン、ビタミンB1ビタミンB2、ビタミンB6
スズナカリウム、リン、カルシウム、葉酸ビタミンB2、ビタミンC
スズシロ→ビタミンC、ビタミンE、βカロテン、ビタミンB1、食物繊維、カルシウム
ハコベラ→タンパク質、ビタミン類、サポニン酵素、カルシウム、鉄、ミネラル
ゴギョウ→栄養価は不明だが咳止め・痰きり・利尿作用などに効能があるとされる
ホトケノザ→栄養価は不明だが体質改善に効能があるとされる


どちらにしても、「温暖化」のおかげで七種の花がかなり咲いている。

芽吹き
芽吹き posted by (C)ドラ猫


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